青春のきらめく季節だけ着ることを、そして歌うことを許されるのが「セーラー服ソング」だ。80年代以降、世の男子たちを胸キュンさせた名作の数々を一気にパワープレイ

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 10年代の突然変異体としては、ももいろクローバーZも忘れてならない。それぞれのイメージカラーを配したカラフルな衣装は、「セーラー服ソング」とは一致しない。また、学校が休みの時だけ活動する「週末ヒロイン」というコンセプトも、制服を着た日常からは離れたものである。

 しかし、“制服ど真ん中”を打ち出した楽曲もある。メンバーの初主演映画「幕が上がる」の主題歌となった「青春賦」(15年)で、5人が紺のブレザーに身を包んだ姿は新鮮。さらにPVではブレザーを脱ぎ捨て、白いブラウス姿で歌っているという貴重なショットだ。

 ももクロの妹分である私立恵比寿中学は、自称「King of the 学芸会」として、として、底抜けに明るい「制服“報連相”ファンク」(17年)が鉄板。さすがは“永遠の中学生”だけあって、セーラー服で歌い踊る姿はパワフルだ。

 そして最後に登場するのは、2年連続で紅白出場を果たしたLittle Gree Monsterの「青春フォトグラフ」(15年)である。卒業式テーマにした曲はしんみりしがちだが、リトグリの場合、明るく未来に向かっていこうという応援讃歌となる。最後に着る制服は着くずしなく、そして最後は記念に写真を撮ろうという親しみやすさに満ちている。

アサ芸プラス


(出典 news.nicovideo.jp)


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