映画「Diner ダイナー」のジャパンプレミアが、6月6日、都内にて行われ、出演する藤原竜也玉城ティナ窪田正孝本郷奏多、武田真治、斎藤工、金子ノブアキ、土屋アンナ真矢ミキ、奥田瑛二と、蜷川実花監督が登壇した。

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同作は、平山夢明の小説「ダイナー」を、藤原竜也主演、蜷川実花監督のタッグで映画化したもの。舞台は元殺し屋の天才シェフ・ボンベロ(藤原)が店主を務める、殺し屋専門の食堂「ダイナー」。平凡な女・オオバカナコ(玉城)がダイナーにウエイトレスとしてやってきた日から、クセモノぞろいの殺し屋たちが殺し合いゲームを繰り広げるノンストップエンターテインメントだ。

藤原竜也「僕の人生で貴重な時間に」

映画の映像を使った演出の後、スクリーンが上がり、藤原ら総勢11人が登場すると、2500人余りの観客からは大歓声が巻き起こった。藤原は観客席を見詰め、「圧倒されます。皆さん、ありがとうございます」と切り出す。続けて、「びっくりするぐらい豪華なこのメンバーでひと月を過ごしていました。(監督が)蜷川実花さんですから。僕は何かの縁を感じるというか、実花さんに『竜也、やろう』って言われたら、何一つ見つからない。実花さんと初めて現場でご一緒させていただいて、撮影はすごく大変だったんですけど、感慨深いというか、縁を感じるというか、僕の人生にとってすごく貴重な時間を過ごさせていただきました」と、約1年前に行われたという撮影を振り返った。

■ 撮影現場は「みんなやりたい放題(笑)

一方、蜷川実花監督は同作の演出に対し、「男性主演の作品を撮るのは初めてですし、今までの自分が得意な題材とはちょっと違った作品だったので、どういうふうにプラスにしていくのが課題だったんですが、圧倒的なキャストがそろったので、その豪華さをエンターテインメントにしっかり変えて、最後にちゃんとメッセージを残せるようにと心掛けました」とコメント。さらに、「(キャスト陣は)かなりキャラがたった殺し屋を皆さん演じてくださったので、みんなやりたい放題やり散らかして帰って行く(笑)。それを竜也とティナと私の3人で必死に受けてたっていたという感じです」と、撮影を心から楽しんでいた様子だった。

それに対し、キャスト陣も「(撮影は)不思議なお絵描きにお付き合いさせていただいたような、本当に不思議な感じでした」(武田)、「主食だらけの集合体を調理できるのは蜷川実花さんしかいない」(斎藤)などと、演出を大絶賛していた。

また、本郷は「毎日、子役の男の子と一緒に撮影していて、よくゲームの対戦をして(空き時間を過ごして)いた。竜也さんがその子とゲームで戦っていて、ほほえましい光景だと思っていたら、『よっしゃー!』って竜也さんが勝ったときに喜んでいた姿が印象的でした」と舞台裏を明かし、藤原が「やめてください」と照れる場面も。

■ 最もぶっ飛んでいたのは武田!?

そして、強烈な殺し屋たちを演じていたキャストの中で、「最もぶっ飛んでいた人は誰か?」という話題に。

窪田が「エロいし、美がすごい(笑)」という理由で武田を指名すると、武田は「窪田さんに指名されて、ちょっとしたトキメキを…。そんな目で見てたのね」と返し、会場は笑いに包まれた。本郷も「武田さんの役は、セクハラをしているか、筋肉を見せつけているか、叫んでるかどれかだったので強烈だった」とかぶせると、武田は「俺の役づくりをそんなに簡単に要約するなよ」と泣きつきながらも、「気づいたら脱いでます」と自身の役の見どころをアピール

さらに、「これだけは言わせてください。“筋肉体操”が始まる前に(映画を)撮影したんです。“筋肉体操”よりも前に(蜷川実花監督が)私の筋肉に注目してくださった」と言う武田に、蜷川実花監督は「昔から(武田の筋肉を)知ってたので、これは絶対武田くんでしょと思った」とキャスティング秘話を打ち明ける。武田は「実花さんが(過去に)撮ってくれた写真集のおかげで本も出せて、NHKの方も注目してくれた。だから、今日は筋肉を返しに来ました(笑)」と面白おかしく感謝を述べ、観客の笑いを誘った。

最後に藤原が「僕とティナ以外は全員イカれた人たち(笑)。僕ら2人が一番まともなんじゃないかなという作品になっている」とアピールし、舞台あいさつを締めくくった。(ザテレビジョン・取材・文=Rum

映画「Diner ダイナー」のジャパンプレミアに、主演の藤原竜也(右前)ら豪華キャストが集結


(出典 news.nicovideo.jp)


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