おもちゃの人形が動き出して人間をむごたらしく惨殺する……。1988年の第1作以降、多くの観客に恐怖とトラウマを与え続けている、同名の人形ホラー映画シリーズを、現代に舞台を置き換えて“リブート”した『チャイルド・プレイ』が公開中だ。

人形殺人鬼の魂が乗り移るという、かつての作品の設定とは異なり、今回の殺人人形チャッキーは、“AI(人工知能)”を搭載した最新鋭の存在。AIの欠陥や、持ち主である内気な少年アンディへの愛情が高じて暴走してしまうという、恐ろしくも哀しい姿が映し出されていく。

さすがはハイテク時代となった現代の人形。家電とネットワークによってつながり操作することもできる本作のチャッキーは、最新鋭の方法で人間を追い詰めていく。しかし、やはりチャッキーといえばナイフを使って惨殺するスタイルこそが王道。おなじみのナイフを手に襲いかかる、なつかしい方法で攻撃するという部分も、しっかりと押さえている。

また、『スター・ウォーズ』のルーク役や、アニメーションゲームで『バットマン』の悪役ジョーカーの声を担当したマーク・ハミルチャッキーの声を演じているところも話題だ。

本作の特徴は、人を惨殺するようなスリルある描写が続くなかで、ユーモアもとり入れられているところ。残忍な行為で震え上がらせながらも、ちょっと笑えるシチュエーションを作っているのだ。そんな『チャイルド・プレイ』は、ホラー映画が苦手な観客たちにとっても楽しみやすいホラー作品となっている。

チャイルド・プレイ
公開中



(出典 news.nicovideo.jp)


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